海から山へ(JR最高地点を目指して…) (part6)



 18時44分、上田駅に着きました。案の定、上田駅は、大混乱でした。
ものすごい量の下車客に戸惑ってしまいました。実際は、ガラガラなのでしょうけど。。。
そのため、すぐにでも新幹線ホームに行きたいと思い、急ぎました。しなの鉄道の上田駅は、祭り客で大混乱してました。

しかし、新幹線乗り場に行くと…、さっきの喧騒が嘘のように、全く人がいません。これが本来の姿なのでしょう。
 早速、新幹線ホームへ行きます。
ここから、18切符は終了し、乗車券と特急券での旅となります。長野までの一区間は、新幹線の自由席でワープです。

東京行きのホームは、人がたくさんいましたが、わたくしたちが乗る長野行きのホームは、2,3人しかいませんでした。
 18時59分、E2系「あさま」が到着しました。
E2系に乗るのも本当に久しぶりです。

自由席が1〜4号車まであり、これは、座れるのではないか?と期待しつつ、自由席に入ります。
 余裕で、自由席に座ることが出来ました。
空席は、ありますが、かなり乗客が乗っていました。

すぐに上田駅を離れると、ATC信号に従って、徐々にスピードを上げていきます。さすがに、今までの列車とは比べ物にならないくらいのスピードです。
トンネル内で最高の時速260km運転になりました。車端部に座っていたので、さすがにトップスピードになると揺れが出てきます。
 19時12分、上田駅からわずか10分少々で終点の長野駅に到着しました。
本当に新幹線は速いです。
 隣のホームには、E2系が仲良く並んで、発車を待っていました。
今度、E2系に乗れるのは、いつなのでしょうか?そう考えながら新幹線ホームを去って行きます。
 最後は、在来線ホームへ行き、383系特急「しなの」名古屋行きに乗車です。
これがこの旅最後の列車です。
なお、この列車は、カーブでも速度を落とさずに走れる、振り子電車です。
 名古屋への最終しなの号ですが、指定席は、あまり乗客がいません。
またグリーン車は無人でした。早速、夕飯を購入することにしたんですが…
 なんと、駅弁はすべて売り切れ…しかも、キオスクもおにぎり類が全くありませんでした。
仕方なく、立ち食いそばがまだ開いていたので、それで、夕食にすることにしました。
しなの鉄道で女子高生が駅そばの丼を持ち込んでいたのを思い出し、わたくしもそれにならって車内へ持ち込みにしました。
 19時31分、定刻通り発車しました。
これは、車内ですが、普通車の中で、この383系がシートピッチで一番広いのではないでしょうか?かなり足元が広くとってあります。またフットレストもあります。
この辺は、立派です。

しかも、車内販売があり、弁当まで売っていたのは、本当に立派でした。わたくしは後悔していました。車内販売があるなら、無理して、そばなんて購入しなければ良かった…と。
 列車は、篠ノ井駅を出て、姨捨の高台へ向かいます。
見難いかもしれませんが、姨捨からの善光寺平は、最高です。
これは、何度でもお伝えしておりますが、夜もなかなか最高です。夜景がきれいです。
 さすがに、長崎や函館、神戸の夜景には、負けますが、電車の中から見える、夜景の車窓ではきっとトップクラスだと思います。

これは、実際に乗ってみると、間違いなくそう思うでしょう。
好きな人と一緒に見る…きっと車窓から見える景色でロマンチックになるかもしれません。
ちなみに、座席は、D席がお勧めです。
 20時20分、松本駅に到着しました。
ここで、数名が指定席に乗り込んできました。

松本を出ると、先ほどとは違い、スピードが上がりました。
 約10分で、塩尻駅に着きました。この塩尻駅のホームには、ブドウがあるのですが、残念ながら画像には残せず…
ここで、JR東日本のエリアにお別れです。
 塩尻から岐阜県の中津川までは、 木曽路を走行します。
しかし、ほとんどが真っ暗で明かりが期待できないので、車内を少しだけ散策しました。
山岳地帯ですので、振り子をフルに活用しており、独自の傾きで走行します。

ここまでは、時速120kmでしたが、中津川を出ると、名古屋までは、時速130kmで走行します。
 岐阜県の多治見駅に着きました。ココまで来ると、もう名古屋はすぐです。

しなのには、約3時間乗っていましたが、全く苦にはなりませんでした。

22時17分、名古屋市にある千種駅に着きました。
ここで、バツ丸さんが降りて、別れました。
 22時23分、定刻通り、名古屋駅に着きました。
こうやって見ると、長く感じますが、実際に旅をすると、本当にあっという間の感じでした。



 今回は、「海から山へ…」をテーマにした旅でした。
今回のルートは、東海道線、身延線、中央東線、小海線、しなの鉄道、長野新幹線、篠ノ井線、中央西線と周って来ました。
18切符と普通乗車券、特急券を組み合わせた旅、いかがだったでしょうか?
18切符だけの旅もいいものですが、それでは、限界がありますので、特急を組み合わせるという手段を使い、さらに幅広い旅が出来ると思います。
また、今回の旅は、普通乗車券でも出来ます。「ラウンドトリップ」(一筆書き切符)という手段で出来ます。18切符シーズンでないときは、このラウンドトリップという手段を使って旅をするのも良い物だと思います。
また今月は、もう一つ旅があるので、そちらもお楽しみに…




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